インプラント、審美補綴、顎関節症、痛くない麻酔、歯科医院での全身管理、歯科救急
インプラント治療 (人工歯根治療)
2006年6月18日
私とインプラント治療との出会いは、UCLAのPK-Moy先生との出会いから始まる。
たしか1986年頃であると記憶しております。
その当時、インプラント治療は歯内骨内インプラントや骨膜下インプラントが全盛期であり、歯科大学の口腔外科に勤務していた私にとって、多くの失敗したインプラントの撤去症例を毎週のように目にしていていた。
当然、日本の口腔外科の第一人者であるS教授もインプラント治療には懐疑的であり、私が大学院進学を前に、教授室に呼ばれた際も、「君は何を大学院で行いたいのか。」との問いに、「インプラント、、、、。」と言い終わるのが早いか、教授がそれを制するのが早いのか。ほぼ同時に教授が掌で机を強く叩く音が教授室に響いた。
その後、とある講習会に参加して、UCLAのDr.Moy教授にお会いする事となった。
Moy教授はとてもひとがらもよく、最先端の手術方法も紹介して頂き今でも最も尊敬に値するDrである。
私の使用している主なインプラントシステムは、ブローネマルクインプラント、アストラテックインプラントである。
この2社のインプラントは共にスェーデン製のもので、骨に直接結合すると言われている。(専門用語でオッセオインテグレーションと言います。)
私がここ群馬県伊勢崎市で開業してはや12年目となりますが、開業当時インプラントを埋入した患者さんのインプラントも何の変わりもなく正常に口腔内で機能しております。
数年前から、私が行っているメソッドにAll-On-4(オールオンフォー)という方法があります。
これは、無歯顎の患者さまに4本のインプラントを埋入し、インプラントの顎骨内の良好な初期固定が得られた場合、手術した同日に仮の歯を入れてしまうという画期的な方法です。
All-On-4システムが開発されるまでは、All-On-5(5本のインプラントで無歯顎を治療する)で多くの患者さまを治療させて頂きましたが、All-On-4にする事により、手術時間の短縮、補綴時間の短縮。治療費用の削減と
患者さまの負担を軽減できなおかつ、今まで以上な治療成績を得られる画期的なシステムであり、今後の下顎無歯顎への治療方法はAll-On-4が主流となってくると思われる。
詳細は、植田歯科のホームページに掲載しております。
植田歯科ホームページ http://www.cdu.jp/
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