インプラント、審美補綴、顎関節症、痛くない麻酔、歯科医院での全身管理、歯科救急
ノーベルガイド 講習会サマリー(インプラント専門医向け)
2006年11月15日
11月11日(土)、12日(日)両日品川にてノーベルガイドの講習会が開かれた。
そのサマリーを記載いたします。
きっと、これから行う先生には、役に立つと思います。
ノーベルガイド講習会
11月11日(土曜日)
講師 木村洋子先生
Nobel Guide
イントロダクション
コンセプト
インプラント埋入計画を作成し、その通りに埋入手術を行い、準備した補綴物を即時に装着できる。
外科:ガイデッドサージェリー
即時負荷または遅延負荷。
痛くなく;フラップレス
早く;即時負荷
きれいに;補綴主義
ウイリアムバッカーの文献
よりインプラントの成功率98.7%
フラップレスサージェリー
欠点;見えない危険性
解決策 CTを使用して予測する手術。
即時荷重
成功率と予知性との関係
初期固定に最適な形態;テーパーがあるインプラント
早期の初期固定可能な表面性状 タイユナイト
埋入テクニックのプロトコール
4ヶ月以降にアバットメントの回し締めをおこなっても良いが、それまでには、トルクや大きな負荷をかけないように。
即時負荷の利点
患者の利点
即時の満足。患者の痛みが軽減
歯科医師の利点
シンプルな手順
治療回数の減少、
生産性の向上
ノーベルガイドのシステム
1、 コンピューターベース法
(1) 補綴物を想定してつくられたラジオグラフィックガイドとCTの骨画像を用いる。
(2)リファレンスポイント;140号のガッタパーチャーポイント:6から8個
(3)直径1,5ミリ。深さ1ミリ。少し義歯面に出っ張る。(この大きさが、一番コンピューターが認識しやすい大きさである。)
(4)義歯の外側からリファレンスポイントを入れる。
リファレンスポイントは、ガイドに均等に分布させる。
リファレンスポイントは、高さ的にばらつくように。(ハレーションに重ならないように。)歯冠から離れた位置の方がいい。
金属のハレーションに巻き込まれない位置にリファレンスポイントをいれる。
(5)ラジオグラフィックガイドの材料は、レジン。
メタルプレートは、だめ。
メタルチューブもだめ。
硫酸バリウム等は混入させない。
再現性のある位置で止める。
(6)インスペクションウインドー;部分床の場合。
厚みは2ミリの義歯やラジオグラフィックガイド。
前庭部の長さは義歯の義歯辺縁のように。アンカーピンが打てる場所がなくなってしまう。
ラジオグラフィックガイドの遠心部への長さは、ガイドを安定させるためにも必要である。例えば、臼後結節まで覆う。
ラジオグラフィックガイドを製作する際に、模型が重合時に壊れてしまうことがある。シリコンで印象をとりそれに石膏を2度注ぎを行う。
模型でも口腔内でもきちんと戻るようなラジオグラフィックガイドを製作する。
(7)ダブルスキャン
患者、ラジオグラフィックガイド、バイト。
((1))スライスの角度が大切:咬合底面に対して平行にスライスする。
((2))0,4ミリから0,5ミリのスライス厚。
((3))鼻聴導線を基準とする。
((4))最初と2度目のCT撮影条件は、ラジオグラフィックガイドのスキャン方向は一致させる。
((5))上下顎は別々に撮影する。
ラジオグラフィックガイドのスキャンの向きは、口腔内と同じ向き。(水平面に垂直に)
((6))ダイコムフォーマットでCD?Rに入れてもらう。(患者とラジオグラフィックガイドと一緒のCD−Rにいれる。)
確認
(1) ラジオグラフィックガイドからガイドチューブが出ないように。またガイドチューブがラジオグラフィックガイド内に尖端が入っているように。
(2) フィクスチャーとフィクスチャーは3ミリ以上はなすように。
(3) フィクスチャーはとガイドピンも干渉しないように。
(4) 固定用のピンは、やや斜めに挿入する。口腔内で再現できる方向に挿入する。無歯顎では制定3本以上必要である。
(5) ラジオグラフィックガイド内のガッタパーチャー140号を1.5ミリに切断。1ミリの孔を義歯内に掘り少し盛り上がるように。8から9個を入れる。
(6) メタルがある場合にはハレーションを起こすために、メタルの影響を受けないように、義歯の粘膜面の深い部分や義歯床縁の付近に均等にちりばめる。
(7) ラジオグラフィックガイドは適合が良い物を製作する。
(8) ラジオグラフィックガイドのスキャニングは、人間がCT台に寝たときと同じように。CT台に垂直になるように。
義歯等が入る箱を作りその中にいれる。レントゲン技師にはできるだけ分かりやすい状態で渡す。
(9) ラジオグラフィックガイド内のガッタパーチャーは、スライスの同一面に成らないように。(干渉により同一面にレントゲン不透過性ハレーションが存在するとラジオグラフィックガイドガッタパーチャーは読み込めなくなる。
(10) ラジオグラフィックガイドはいくらか厚さを持たせた方がいい。:ガイドチューブがガイド内にとどめるための固定のりしろ。
(11) ラジオグラフィックガイドは通常のレジンで作る。アルミのチューブ、硫酸バリュウム等を混入しない。
(12) ラジオグラフィックガイドは、スキャンするさいには、間違えてバイトをスキャンしないように。
(13) ラジオグラフィックガイドでスキャンしたら、手術を施行するまでは、口腔内の歯牙の治療を行わない。:ガイドがきちんと会わなくなる。
(14) ラジオグラフィックガイドを技工所に出す際に、重合後に模型が残っているように。または、シリコンで本印象を行い。石膏も模型を2ヶ製作しておく。
操作方法
(1) シフトキーを押して上下キーでフィクスチャーの上下。
(2) シフトキーを押してマウスの真ん中の回転する部分を押して、マウスを動かす:そのままの角度で平行移動。
(3) シフトキーを押して右クリック:
(4) フィクスチャー中心線を赤に反転;フィクスチャーの種類、長さ。
(5) フィクスチャーの球を反転;角度
2、 模型ベース法
ノーベルガイド臨床術式
11月12日(日)
講演者 木村洋子先生
無歯顎ケース
頬側のフレンジの厚さが必要である。ラジオグラフィックガイドのガイドが挿入されるために厚さが必要である。
ガイドは20分以上の水分につけるな。
斜光性のパックに入ってくる。
ガイドの上にはフィクスチャーレプリカを連結する。
その上にガムを流し込み、石膏を盛る。
ラジオグラフィックガイドは深さ、位置、は決定できるが、ヘキサゴンの部分が何処にくるかはわからない。ノンエンゲージタイプの角度付きアバットメントが必要である。
アンカーピンの位置は、口角を圧排できる位置に設定すると手術しやすい。
ガイデッドサージェリーでは、骨が薄い場合でも、ガイドに沿って埋入することができる。その際には、サージカルガイドは、強固な物を作る必要がある。
単独歯;埋入時に35Ncmでオートストップすること。
術後バイトをさせない。
隣接歯とも連結をさせない。
抜歯は、ピエゾサージェリーで抜歯を行う。
手術時間の短縮は、同じ長さ、同じ太さで行うと時間の短縮につながる。
ガイデッドサージェリーはアダプテーションテクニックをするのどえは、なく。所定の深度でドリリングする方が良い。
模型ベース法について
少数歯欠損症例。2〜3歯欠損症例。
マッピングガイドを作る。
マッピングガイドの孔から探針を粘膜に突き刺す。
出血点ができる。その出血点をマッピングガイドをはずして、粘膜の上から骨をマッピングする。
その粘膜の厚さを模型で削る。;骨の模型を付ける。
ガイデッドシリンダーピン
ガイデッドスリーブ
ガイデッドシリンダー
レプリカ
ガイデッドサージェリー 外科手技
標準のドリルよりガイデッドサージェーリードリルは10ミリ長い。
口腔内でその長いドリルが入ることを必要である。
(オールオン4時に傾斜埋入を行う際に、粘膜を削るガイデッドスタートドリルで行うと、角度付きアバットメントを連結する際に、骨の削除が必要としなくてもいい。)
テクニカルターム
同じようなシークエンス
ドリルガイド
ドリルストップ
インプラントマウント
インプラントマウントをはずしたら、テンプレートアバットメントでサージカルガイドを固定する。
プロトコールとして
骨質によりドリリングをするプロトコールが書いてある。
リプレイス
NP を埋入する際のドリリング手順
スタートドリル
3,5ミリ 2ミリのツイスト、
NP3,5 8ミリでドリリング後に13ミリを行う。
リプレイス
RP13ミリ(骨が硬いときにデンスボーンドリル。タップ)埋入。
リプレイスは、マックス45Ncmで埋入する。
注意
RP−NPガイドスリーブを使用時には、ドリリングする際に、必ずドリルスリーブにドリルガイドをアダプテーションさせる。NPのテーパードのドリルは、サージカルテンプレート内のガイドスリーブ内径のり細いために、ドリリング深度は、ストップがきかない。
必ず、RP−NPガイドスリーブを使用しなくてはいけない。
RPのテーパードドリルには、ドリルガイドは使用しなくてもストップがきく。
歯肉パンチの使用は、サージカルスリーブを除去するまえにガイデッドスリーブ内に粘膜パンチを挿入して粘膜を形成する。
埋入のポイント
開口時の制限で、少し近心に倒す。
金属のアーチファクトがある場合には、ガッタパーチャーマーカーが同一面上となっている。
設定位置の深度を深くする。(アーチファクトに影響されないように)
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