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歯科治療恐怖症 を克服(静脈内鎮静法)
2006年11月21日
静脈内鎮静法という方法で手術を行いました。
この方法を行うと、ほとんどの患者さまは、意識はあるがあまり治療の事を覚えていないか、寝ている状態であります。プロポフォール等の静脈内麻酔は、作用時間が短いために、私の場合にはロヒプノール(ベンゾジアゼピン 系薬剤)およびハイスコ(注意 緑内障が無いこと)を併用いたします。多くの患者さまは、ロヒプノール0.2〜0.4mgとハイスコ0.125〜0.5mgを使用します。
(注意 薬剤使用量は、患者さまの体重および、現在使用中の薬剤、全身状態により決定します。必ず全身状態のモニターを行いながら行わないといけません。)
この方法で行えば、導入時に薬剤を投薬するとほぼ1〜2時間の手術中の追加投与はいりません。
患者さまの感想は、「えっ。!もう、こんなに時間が立っているの。?」中には「手術終わりましたよ」と私が声をかけると、驚いたように「先生、今日は手術をしないのですか?」と言われた患者さまも、いらっしゃいました。
術後の痛みも、NMDA受容体拮抗薬であるメジコン15mg2錠、非ステロイド系鎮痛剤のロキソニン60mg1錠を術前投与することにより先制鎮痛で対処。
インプラントの手術後、嘘のように痛みはありません。(多少の術後の腫脹はありますが。)
歯科治療恐怖症でお困りの患者さまもこの方法で、あきらめていた歯科治療ができます。
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