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AHI（無呼吸の指数）が２0以下の場合には、ネーザルシーパップ（鼻からの陽圧による呼吸補助装置とでも言いましょうか。）の適応になりません。

（これがネーザルシーパップです。こんなの付けて寝れるのですかという人もいるのですが、寝れるのです。）

この場合、オーラルアプライアンスの適応症となります。

（この鼻マスクに空気を送る小型コンプレッサー。音は全くしません。）

今まで、多くの試作を作り、やっとこの形状にたどり着きました。

当初は、プラスティック板を陰圧吸引機により模型に押し付け歯の形状を作りましたが、強度および装着感があまり良くなく改良を重ねました。
次の材料は、スポーツマウスガードの際に使用するソフト素材。
確かに装着感は良いのですが、１ヶ月の使用すると、唾液と歯石、歯垢によりかなり変色してきます。
そこで、今回ポール矯正歯科の各務先生が開発したポールスプリントを上下に作りそれを口腔内で仮止めして、矯正リテイナー用の加熱重合型レジンを用いて製作した形状としたオーラルアプライアンスとなりました。

この利点は、上下前歯部の舌側には、全くレジンはなく、舌が前方位を容易にとれ、舌感が良いこと。
上下前歯にスペースが開いているため、唾液の嚥下を行うときに、口腔内が過度に陰圧になる事を防ぎます。
唾液を飲み込むのも容易です。
このオーラルアプライアンスの効果ですが、、、、、。
これが、凄い。！
まず、日中の眠気が無い。
朝起きた時の爽快感が全く違う。
これを装着しないと、何時間寝ても寝た気がしないが、オーラルアプライアンスを使用しての睡眠は本当に質が良い。（患者さま曰く）
一番驚いたのが、奥様が凄くよろこんだそうです。

何にか。？（ここで笑った人は変な事考えていませんか。？）
ご主人のいびきがなくなり、奥様が熟睡できる。！

真面目な話。睡眠時の無呼吸がなくなりますと、EDも改善されます。（H18年8月24日のブログ参照）