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サージガイドによる上顎無歯顎へALL-ON-6 (即日補綴 )
2007年10月31日
そのデーターをベルギーのマテリアライズ社へインターネット経由で送信する。
2週間後、ベルギーからCT解析を行った骨モデルと、コンピューター上で設計したインプラント埋入方向が正確にガイドされるサージガイドが郵送された。
正直半信半疑であった。
この前大阪でのノーベルバイオケアワールドツアーにおけるノーベルガイドのずれによる埋入方向のズレをライブオペで見ていたから、コンピューターガイド手術の正確性に一抹の不安があった。
そのため、ガイドがずれていた場合を想定して、ガイドチェック用のスプリントも用意をしていた。
手術当日は、その患者さまのみのご予約して、全神経を集中させた。
前日にコンピューターをシュミィレーションを何回も行い、目をつぶりどこに切開ラインをもうけて、粘膜の反転はこうして。あの縫合方法で固定してと再度頭の中で手術を行った。
朝、8時半に来院してももらい、9時まで口腔内を徹底して機械的清掃を行う。
その後、ゆっくり、ゆっくり浸潤麻酔を行い。(これがとても大切)
その後、トイレと着替えをすませ手術室に移動してもらう。
静脈を確保してリンゲル液を点滴しながら、ベンゾジアゼピン系鎮静剤をほんのわずか投与する。
点滴後しばらくすると、患者さまはウトウトしだす。
いよいよ手術の開始である。(午前10時20分)
粘膜を反転させ、サージガイドを骨に適合させる。
ピッタリだ。がた付きなど全くなく完璧である。
正直この適合性が信じられないくらいである。
スタートドリルを開始後、6本のインプラントの埋入およびマルチユニットアバットメント、上顎臼歯部へ傾斜埋入したインプラントには、最新型のノンエンゲージリング30度5
mmの角度付きアバットメントを連結。各アバットメントを所定トルクで締結。
ここまで、驚くなかれ約40分である。!
信じられない。
まったくインプラント埋入方向、深度に全くの迷いも無い。
コンピューター上で設計されたどうりの事が実際に口腔内で再現できるのだ。
執刀からチタン性テンポラリーシリンダー締結、縫合まで約1時間20分くらいである。
(午後0時)
その間患者さまは、ほとんど寝ていた。
それから、少し休憩をはさんで、補綴物製作開始。
ホンコンブリッジテクニックを使って、テンポラリーの義歯をセット。
(私が義歯を作っている間、患者さまは手術室となりの回復室のベットの上で仮眠をとってもらった。)
レジンの重合、研磨に少し時間がかかってしまったが、
午後3時半過ぎには、無歯顎の患者さまに固定性のボーンアンカードブリッジが完成した。
今回の手術でコンピューターガイデッドオペレーションの信頼性はずいぶん向上しました。
この手の手術は、エラーが突然はいるので、疑って、疑って、疑って手術を行うのが丁度よいと横河マテリリアライズの方が言っていた事を思い出した。
初心忘れべからず。
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群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科
植田晋矢
伊勢崎市 インプラント専門外来(オールオン4外来)
電話0270−23−3435
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キーワード 伊勢崎市 インプラント 植田歯科 静脈内鎮静法 オールオン4
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