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機械研磨 インプラントを見直そう!
2008年1月 9日
とある遠方より患者様が来院された。
他院でインプラント治療を数年前に行われたとのこと。
来院理由は、「インプラント部位からの排膿が気になる。」であった。
使用インプラントはドイツ製スクリュータイプ粗面のインプラント(インターナル)である。
歯周内科療法で使用される抗菌剤の内服と抗真菌剤での口腔内清掃を行った。
歯肉の状態もだいぶ改善し、排膿もほとんど止まった。
しかし、このような場合 抗菌剤の作用が低下してくると、また排膿してくることがほとんどである。
粗面のインプラントは、インプラントの先端での骨結合が残っていればじわじわ排膿がでていても口腔内に存在してしまう。
それまで、周りの骨を吸収してインプラント除去したときには周囲の骨がごっそりなくなってしまうことがある。
それに引き換え機械研磨インプラントは、インプラントと骨との結合率、オッセオインテグレーション成功率こそ粗面のものより劣るが、一度オッセオインテグレーションが達成されれば長期的な安定性はとてもいいという印象がある。
そんな中、昨年末に東京で開かれたインプラントスタディーグループ「クラブ22」の勉強会でも同じような事を小宮山先生から伺った。
もちろん、現在ブラジルのバウルーに在住してインプラント治療を行われているブローネマルク先生もそうお考えであり、現在でも機械研磨インプラントをご使用である。
機械研磨インプラントを入れて最初の1年間何もなければ、その後はほとんど良好に推移している。
もう一度、機械研磨インプラントを見直そうではありませんか。
即時負荷には不向きでも、歯肉や骨に優しい「スローインプラントをもう一度。』
しかし、現在日本では機械研磨インプラントはほとんど入手できなくなってしまいました。
残念です。
ブローネマルク先生が使用されている『ブローネマルクオリジナル」の導入も真剣に考えています。
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群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科 植田晋矢
電話0270−23−3435
キーワード 機械研磨インプラント
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