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オッセオセット２００VS KaVo イントラサージ３００
2009年2月 5日
（イントラサージ３００から抜けなくなったインプラントコネクターキャリア）私のブログの検索キーワードの中に外科用エンジンというキーワドがありました。
そこで、ノーベルバイオケア社製オッセオセット２００とKaVo社製イントラサージ３００の比較についてご説明します。
まず、どちらが良いか？難しい質問ですが、オッセオセット２００に軍配があがります。
理由としまして、、、、
信頼性と簡便性でオッセオセット２００です。
回転の真円性（なめらかな回転）とトルクの制止状態からのトルクの安定性についてはイントラサージ３００です。ですが、イントラサージ３００を使用に対して絶対的な欠点があります。
それは、購入して初めての手術でのフィクスチャー埋入時のトルク確か４０〜４５Ncmでアストラのフィクスチャーマウントコネクターキャリアがコントラアングルから抜けなくなりました。 
（変形したインプラントコネクターキャリアの尖端）これは、インプラント複数本埋入時に次のドリルに交換できない事を意味します。その時オッセオセット１００が手元にあったので、予備の外科用エンジンに交換してインプラント埋入ができました。
その次の手術でも、複数本埋入の手術時の１本めのインプラント埋入時にフィクスチャーマウントコネクターキャリアがコントラアングルのハンドピースからまたも抜けなくなりました。
ノーベルファルマ社製のDEC500(これはいまで持っていた外科用エンジンのN01の名機）で手術を無事終了できました。
インプラントの達人のN先生にご相談したところ、次の様な回答を得ました。
利点１、回転の安定性２、制止状態からの指定トルクまでのトルクの立ち上がりの信頼性。（利点でもあり欠点でもある）
欠点１、イントラサージ３００の欠点は、エンジンのフットスイッチを押してから回転が始まるまでのタイムラグ。
２、ハンドピースが重い。気になる点ハンドピースおよびホースがオートクレーブ可能であるが、度重なるオートクレーブでのホースの劣化および、生理食塩水のコードがホース内にあるためのNaclの結晶によるつまる可能性があります。もちろん、使用後の真水でのフラッシングは可能なのですが度重なる手術ではどこまで熱耐久性があるか疑問であります。
４、これが最大の欠点です。トルクがインプラント埋入終了直前に急激に立ち上がるテーパードインプラントやアダプテーションテクニックを使用したイミーディエイトインプラントなどの際に、インプラントキャリアがハンドピースから抜けなくなる事があるそうです。
それは、イントラサージ３００でけに問題があるのでは無く、インプラントハンドピースキャリアの材質にもよるそうです。
ザイブのインプラントとアストラテックのインプラントハンドピースキャリアの材質が軟らかく、４０〜４５Ncm前後でインプラント半ドピースキャリアの接合部で変形してハンドピースから抜けなくなるそうです。そのような場合どうするか。？
対処法としては
１、予備エンジンを持つ。
２、予備のハンドピースとインプラントキャリアも持つ。
３、ハンドピースとエンジンのホースを抜き、ハンドピースの後ろの回転する部分をマイナスドライバーで回転しないように押さえ、ハンドピースのプッシュ部分を押しながら、噛み込んだ方向と逆回転するようにハンドピースコネクターキャリアを回転させ、引き抜く。
インプラントコネクターキャリアをペンチで持ち、引き抜こうとしてもとれませんのでご注意下さい。
ハンドピースから運良くインプラントコネクターキャリアが取りはずれても、その尖端は変形しているので、再利用はできません。
ノーベルバイオケア社製オッセオセット２００ですが
利点１、簡単セッティング。
２、安定性
３、故障がすくないと思う。（前機実績でオッセオセット１００を５年程使用したが故障はなし。）
４、手術に集中できる。
欠点１、設定値のトルクはあくまで回転時のトルク。つまり制止状態から急激にトルクが立ち上がる際に設定トルク値の近くに抵抗があるとオートストップがかかりトルクがリリースが生じる。（これが安全機構でもあるのだが、欠点でもある。）
ということで、インプラントエンジンはノーベルバイオケア社製オッセオセット２００を推奨します。
ですが、機械ものですので予備の外科用エンジンが必要です。
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群馬県伊勢崎市中央町１０−１９
植田歯科インプラントセンター
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