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舌ピアスは危険です
2010年1月 4日
私のブログを管理するシステムは、どんなキーワードでどこからアクセスするなど様々な事柄を分析できる機能があります。
その中に、数名の読者の方が「舌ピアス」というキーワードで植田歯科のブログにアクセスして来ているのがわかります。
そこで、舌ピアスですが、このようなケースがあるので是非、舌ピアスをお考えの患者さまは、やめて頂きたいと考えこのブログを書いております。
このケースは、数年前に舌ピアスをピアス店にて無麻酔下にピアスを突き刺しまして(なんて辛抱強い患者さまなのでしょう。)問題なく?経過していたとのこと。
しかし、歯科医師から見ては、上顎前歯のポーセレンの破折等があり決して問題なしとは言えませんし、舌の慢性的機械的刺激(イニシエーター)により潰瘍を作り、たばこ等の化学的刺激がプロモーターとなり悪性腫瘍の誘発を起こすかも知れません。
(舌の上は問題ないようですが、、、、)
(舌の裏側です。あれ?舌ピアスの丸いアンカーが舌に埋没しています。)
わかりますか、本来なら舌の上にあったパチンコ玉より小さい金属球が舌の下にも無ければ行けません。
舌ピアスの球と球のステー(棒)が短すぎるためにこのような事が生じたり、または舌ピアスの球が小さすぎたために、軟組織である舌に開いた小さな穴が舌運動(発音、咀嚼、舌ピアスのもてあそび等)で次第に大きくなり舌ピアス球が舌内部にめり込んでしまった可能性が考えられます。
では、この処置ですが、舌ピアスの構造を熟知しなればなりません。
この舌ピアスは、舌側の球を回転させると球が緩まります。そして上の球とステー(棒)が長いネジとなってとれる構造となっております。
これを除去するにはどちらもにしても、舌の裏側に麻酔後に舌を切開し、一度球を舌の外に出して、クランプ等で把持、上の球を回転させて下の球をネジから外してあげなければまりません。
こんな危険がある舌ピアス。危険を冒してまであなたはしますか?
舌ピアスを開ける時に、舌の血管を切り大出血するかも知れません?
無麻酔ですよ。痛いですよ。
無資格者が行う施術ですよ。
歯科医師として、勧められるものではありません。
当院では、舌ピアスの取り付け手術は行っておりません。
お間違いのないように。
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群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科 植田晋矢
電話0270−23−3435
キーワード 危険な舌ピアス
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