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PRGFタイムテーブル
2010年1月19日
昨日、下顎第一大臼歯抜歯後PRGFをF3、F2、F1の順に抜歯窩へ充填しました。
PRGFを始めたばかりの先生にはどのようなタイミングで処置とPRGFの製作を併行して行うのかなかなかわかりづらいと思いますので、植田歯科で行っている処置とPRGF製作とタイムテーブルをご紹介いたします。
温器で37度前後に保温。室温が低い場合には500ml滅菌済みビーカーを上からかぶせ温度を一定に保つ。)
午前8時半(いつもより30分早く患者様に来院してもらう。)
(1)午前8時35分に採血。
(2)6本合計30mlの採血を行い、すかさず遠心分離器へコレクションチューブセットして回転終了。チューブを取りさすまで約20分間:午前8時55分
(3)遠心分離の間にPMTCおよび浸潤麻酔。
(4)麻酔終了後、患者様は待合室でしばらく休憩。
(5)遠心分離後F1、F2、F3をフラクションチューブへ集める。所要時間15〜20分:午前9時10分。
(6)F1アクチベーター添加し凝固開始。約30分前後。:午前9時40分
(7)再度患者様にユニットに座って頂き、抜歯開始。タービンで分割抜歯を行い、抜歯後歯科用顕微鏡にて肉芽組織を完全に掻爬する。この掻爬が完全でないと抜歯窩治癒が遅くなったり、骨がきちんと再生できないために、丁寧に行う。所用時間約20分。:午前10時頃。
(8)午前9時55分ころにF2、F3のアクチベート開始。
(9)午前10時05分から午前10時10分頃に、F2、F3が固まる。ほぼ同時にF1が固まる。
(10)午前10時10分〜15分にF3、F2、F1の順で抜歯窩へ充填する。
(凝固したF1クロット)
(11)午前10時20分頃縫合終了。創面にプロマックをペースト状にして塗布してガーゼを噛ませ終了。
(12)抜歯終了後、トイレに行ってもらい。酸素カプセル(1、3気圧、60分)に入ってもらう。
(13)午前11時30分前後、酸素カプセル終了。投薬および抜歯後の諸注意を行い帰宅となります。
どうでしたか、結構手間がかかりますが、抜歯窩の再生時間は大幅に短縮されまし、骨の吸収も少なく抜歯窩ソケットプリザベーションには最適です。
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群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科
植田晋矢
電話0270−23−3435
キーワード PRGF ソケットプリザベーション PRGF製作タイムテーブル
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