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即時負荷インプラント
インプラントによる即時負荷補綴
現在、当医院では手術当日に、仮の上部構造物が入る方法(Sameday Teeth )についてご説明いたします。
通常インプラント手術後に上部構造をセットすることはいままで行われませんでした。
しかし、ブローネマルク教授によりNovumという手術当日に上部構造までセットする術式が開発されました。
今回ご紹介するものは従来のインプラント(フィクススチャー)を用いての方法ですが、同じようにインプラント手術当日に上部構造がセット可能であります。
では、具体的な症例でご説明いたします。
患者さま50歳代 女性。入れ歯をいれると、吐き気がすることが来院の理由。
初診時レントゲン
下顎には4本の残存歯。
上顎は、11本の残存歯がありますが、重度歯周疾患に罹患しております。
動揺がかなりあり、重度歯周疾患該当歯は抜歯を行いました。
側方からのセファログラム
下顎の断面から、インプラントを埋入するために十分な骨量があることが分かる。
アストラテックインプラント5本およびIPインプラント2本を埋入
2本細く見えるインプラントがIPインプラント。
インプラントの治癒期間に暫間的に使用する目的で埋入。
最終的には、この2本は除去する。
手術当日に、仮の義歯(ボーンアンカードブリッジタイプ:完成時と同じような形で、ネジ止めです)を製作しセットいたします。
最終補綴物外観
上顎は、テレスコープタイプ義歯。
下顎ボーンアンカードブリッジ(最終補綴)
5本のネジでネジ止めしてあります。
義歯のように固い物を食べて粘膜が痛くなることも、動いたりはずれたりする事はありません。
歯科医師により、ネジをゆるめて初めて取り外しができます。
側面観
上顎
違和感が生じないように可及的に口蓋部を開けてあります。
これも、テレスコープ義歯の利点です。