ALL-on Four

オール・オン4

機能性

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  • 治療時間が短く、固定式の補綴物を装着する治療法
  • 下顎および上顎における即時負荷
  • 予測可能な新しいプロトコール
  • インプラントは傾斜角をつけて埋入し、補綴物をしっかりと支持します。
  • アクリルレジン製ブリッジ

概要

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Dr.PauloMalo

ノーベルバイオケアの画期的な即時負荷のコンセプトをベースに、リスボン(ポルトガル)のClinica MaloのDr.PauloMaloによって開発された無歯顎用の「オール・オン4」は、臼歯部に傾斜角をつけてインプラントを埋入し、固定式補綴物を装着する治療法です。
これによって、ブリッジに対する補綴支持を容易に得ることができ、個別に作製されたブリッジは、術後数時間以内には機能するようになります。

このプロトーコルはシンプルなガイドを利用するので、インプラントを(上顎の場合は必要に応じて6本)予測できる適切な位置に配置できます。
従来の術式に関して公表されたデーターによると、下顎のインプラントの累積残存率は98%で、アクリルレンジン製補綴物を装着した場合の累積残存率は100%です。

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治療前の状態
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上下両顎をオール・オン4で治療
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パノラマX線画像

オール・オン4のコンセプトを使用して無歯顎を治療するための主な要点。

下顎無歯顎
1.インプラントの埋入

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切開してフラップを剥離したら、2mmのツイスト・ドリルを使用して、正中線に深さ10mmまでドリリングします。
骨形成部の正中線にオール・オン4・ガイドを装着します。このガイドによって、インプラントの正しい位置とドリリングの際の角度が分かりやすくなり、同時に舌が保護されます。

2.臼歯部の形成

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2mmのツイスト・ドリルを使用して、最大45°に傾斜角をつけて、適切な深さまでドリリングします。オトガイ孔および下歯槽神経に注意することが重要です。
方向指示棒で正しい角度を確認します。

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骨の密度に応じて部位を拡大し、インプラントを埋入します。
角度付マルチユニット・アバットメント30°を装着します。
※注意:可能な場合は、4.0または4.3mmインプラントを使用します。
反対の臼歯部にも同じ術式を実施します。
3.前歯部

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前歯部を2箇所形成して、インプラントを埋入します。
マルチユニット・アバットメントを装着します。
4.印象

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縫合後、印象を採得します。
※注意:印象を取り外した後、印象剤で軟組識を痛めないように注意します。
技工手順
5.マルチユニット用テンポラリーシリンダー・チタン製

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マルチユニット用アバットメント・レプリカを使用して軟組織の模型を製作します。
ガイドピンまたは技工用スクリューを使用して、レプリカにマルチユニット用テンポラリーシリンダー・チタン製を連結します。
必要に応じてシリンダーを調整します。
6.アクリルレンジ製ブリッジ

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アクリルレジンを使用してアクリルレジン製ブリッジを製作します。
補綴物のシリンダー周囲の部分は弱くなっているのでアクリルを多くして補強します。
※注意:可能な場合は、ブリッジを完成させる前に、患者の口腔内で試適します。
ブリッジが納品されたら
7.ブリッジの連結

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アクリルレジン製ブリッジをアバットメントに連結します。
上顎無歯顎
1.臼歯部の確認

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臼歯部のインプラントを埋入する場合は、上顎洞の前壁を確認することが重要です。
上顎の外側壁の、前壁があるべき位置にドリルで小さな開口部を開けます。
上顎の外側壁の位置に印を付け、前壁とドリル位置との関係を常時確認できるようにします。
2.2mmの臼歯部の形成

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2mmのツイスト・ドリルを使用して、2箇所の臼歯部のいずれかで部位の形成を開始します。
部位の形成はできるだけ後部から始めます。洞低を貫通しないように、上顎洞の前壁に沿って進めます。
下顎無歯顎で説明したとおりに、臼歯部の形成と、インプラントおよび30°の角度付マルチユニット・アバットメントの埋入を続けて行います。
3.前歯部の形成

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下顎で説明した手順に従って、上顎の前歯部で2箇所またはそれ以上の部位を形成し、インプラントを埋入し、アバットメントを装着します。
※注意:前歯部のインプラントの間に十分なスペースがあることを確認します。その際、角度の付いた臼歯部インプラントの先端に触れないように注意します。
下顎で説明した手順で治療を続けて完了させます。
補綴物
1.臼歯部の確認

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メタルフレームワークをベースに人工歯を配列した従来型アクリルレジン製ブリッジ(インプラント支持固定性補綴物)は強度と口腔内の衛生状態をもたらします。

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抜歯およびオール・オン4治療前の
下顎のパノラマX線画像
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治療後の下顎のパノラマX線画像
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CONTENTS

インプラント
手術顕微鏡
審美補綴
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植田歯科
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