単独歯植立
単独歯植立の症例
当院での実際の症例です、刺激的な画像がありますのでご注意下さい。
症例を見る症例1
20歳代男性
交通事故(バイクと自動車との接触事故)。
某病院救急外来にて、頭部および全身への外傷をチェック後に、当院受診。
スライド1
バイクでの交通事故後救急病院での脳神経外科的異常が無いことを確認後に当院来院。
--所見--
口唇裂傷部は救急病院にて縫合処置を受ける。
歯肉には自動車の塗装片や砂等が迷入し、歯牙破折を認める。
まず、局所麻酔施行後、洗浄により異物除去を行う。
スライド2
受傷部位のアップ。
犬歯部に自動車の塗装片を認める。
歯肉も一部欠落している。
スライド3
受傷から1週間目。
破折した歯には、仮歯を入れ、歯肉の治癒をまつ。
スライド4
受傷部位の治癒が遅い事に気付く。
食事調査実施。
ジャンクフードを主食とすることが判明。
亜鉛不足を疑い、局所へのプロマック(亜鉛製剤)投与および服用を開始。
スライド5
歯肉の赤みが軽減する。
上顎右側1番は抜歯。
その後ブローネマルクインプラント埋入。
スライド6
受傷約7ヶ月後。
ブローネマルクインプラント2次手術施行。
ヒーリングアバットメント連結。
上顎2番、3番の歯根露出を認める。
スライド7
上顎口蓋側角化歯肉を採取し、遊離歯肉移植を行う。(亜鉛製剤であるプロマックを併用)
上顎2番、3番象牙質は酸によりエッチング後に、エムドゲインを使用し歯根膜の再生を期待する。
スライド8
遊離歯肉移植1ヶ月後、遊離歯肉がきれいな歯根面をカバー。
スライド9
最終補綴終了時。
審美的な歯肉および歯牙が再生できた。
スライド10
インプラントレントゲン所見。
インプラント表面に骨が結合している。
歯髄処置も根尖まできちんとなされている。
*今回供覧させて頂いた処置は、交通事故によるために、民間傷害保険で全て行われました。
被害者である患者様の医療費ご負担は、ありません。
(ただし、被害者に過失があった場合には、患者さま負担が生じる事があります。)
傷害保険を使用することにより、最先端の治療を受けることが可能となります。
事故等でお困りの患者さまは一度、是非ご相談下さい。